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近世国絵図総覧とは?
近世国絵図総覧は、江戸期 (江戸時代) に作成された国絵図を網羅する一覧です。
国絵図とは?
国絵図は、五畿七道の「国」を単位として作成された絵図です。江戸幕府 (徳川政権) の指示によって全国規模で一斉に作成されたものとしては、慶長年間(1596~1615)・正保年間(1644~1648)・元禄年間(1688~1704)・天保年間(1830~1844) の 4回と、これに寛永年間(1624~1644) を加えた 5回を数えます。
国絵図は非常に大きく、天保年間(1830~1844) のもので島嶼部は除けば、コンパクトに収まっているものでも 3メートル四方あり、そうでなければふつう長辺は 4〜6メートルにおよび、面積で最大の伊予国絵図は 7メートル四方もあります。また正保年間(1644~1648) の出羽国絵図は長辺が 12メートル以上もあって、まさに破格の大きさです。
なぜ近世国絵図総覧が必要か?
近年は各地の図書館・文書館・大学や、あるいは自治体を単位としてデジタルアーカイブの整備が進みました。このため、それ以前は閲覧できる機会が非常に限られていた巨大な国絵図も、オンラインで参照できることが多くなっています。しかし一方で、それらは基本的には独立したものであって、慶長から天保まで系統的に参照することは難しいのが現状です。近世国絵図総覧の目的は、まさにこの問題を解決し、現存する江戸期の国絵図すべてを網羅することです。
「対象にするもの」と「しないもの」
近世国絵図総覧が対象とするのは、令制国 68国の慶長・寛永・正保・元禄・天保 5回の国絵図です。これに系譜としてとらえるべき、ほかの時期の国絵図を加えます。刊本 (木版で量産されたもの) や、手描きであってもそれに近い、元禄よりあとの縮図・略図は対象外です。単なるリンク集や雑多な古地図コレクションにならないよう、国絵図は参照できる限り調査・検証し、デジタルアーカイブが存在しない場合にはその現状を明らかにしています。デジタルアーカイブが存在する場合でも、その画像の解像度・品質はまちまちであり、この点についても追求しています。
「国絵図と国界」とは?
「国絵図と国界」は、令制国 68国の境界、つまり国界 (国境) の変遷をまとめたもので、本来「近世国絵図総覧」はそのサブコンテンツという位置づけでした。現在はメインコンテンツになった「近世国絵図総覧」に「国絵図と国界」を順次統合中です。
運営など
近世国絵図総覧は、一ノ宮ガユウが個人で運営している Webサイトです。一ノ宮ガユウは普通の会社員です。ご連絡は X からお願いします。すでにあるポストに返信してください。
















![Fig.986 日本六十余州国々切絵図 上総国 (『上総国[東海道図]』・京都大学附属図書館所蔵・貴重資料デジタルアーカイブ公開)](./images/knz/fig986knz.jpg)



























































